学振面接!(実践編)
こんにちは、Mr. Saitoです。
前回、海外学振の面接の流れについてまとめました。
今回は、実践編と称しまして私の体験談を載せます。
是非、反面教師にしてください(笑)。
学振面接(私の場合)
◎事前情報
- 私の面接時間は14時10分から
- テキサスから帰ってきたばかりなので、ケータイ電話が使用できない
12:50 潮見のホテルにて、髭を剃る途中に髭剃りの電源が落ちる。なんだか悪い予感。とりあえず慣れないカミソリで髭を剃る。
13:00 ホテルを出発。順調にいけば面接開始の30分前までには着くはず。
13:30 四ツ谷駅に降り立つ。ここから徒歩5分ほどで弘済会館に着くはず。
13:40 なかなか弘済会館が見つからない。もしやと思ってタクシーを止めて運転手に訊くと逆方向に歩いていたことが発覚。タクシーに飛び乗る。
13:45 弘済会館に到着。久しぶりにタクシー1メーターで乗った。
13:50 面接会場を探すが、特に学振の面接と書いていない。焦り始める。
13:55 学振の会議と書いてあった会場に入る(でも明らかに面接とは書いていない)と、偉い人たちの会議中であった。自分が学振の面接を受ける旨を伝えると、隣のビルでやってると教えてもらった。深々と一礼して隣のビルへ行く。
14:00 3Fの面接会場に向かうた目のエレベータの扉が開くと受付の人がいた。名前を述べると「お待ちしておりました!」
14:02 面接が少々早く進んでいるので急いで準備をしてくださいと言われる。プロジェクター接続確認をして、資料を15部印刷していることを伝える。すぐに面接会場に案内される。
14:05 いよいよ名前が呼ばれ、面接会場に入る。プロジェクターにつなげてプレゼン開始。
プレゼンは一語一句暗記して行った。しかしながら、緊張から噛んだり、つっかえたりすることが多く、結局最後のスライド説明で2行ほど飛ばして説明することになった。
プレゼン時間はおよそ4:01と完璧。
プレゼンの内容としては、手法の説明は易しいものにして、この研究がもつ波及効果など、インパクトを重視したプレゼン内容にしていた。
質疑応答で訊かれた質問
Q1 能動型観測測器と受動型観測測器を使う理由は?(審査員A:専門的)
Q2 (測器を)二つ使う利点は?(審査員A:専門的)
Q3 テキサスA&M大学に滞在していたとあるが、研究環境はどうだったか?(審査員B: 専門外)
Q1の質問に答えると、質問の意図が少し違ったようで、Q1に補足した質問がQ2できた。この時点で大きな失敗をしたと落ち込む。
質問者がこの研究に対して専門知識があるようだったので、Q2では詳しく説明した。
Q3でどうでもいいような質問が来たので、「ああ、これは落ちたかもな」と思った。とりあえず、研究環境が非常に良いので、向こうに行ったらたくさん成果が出せそうだということを匂わす発言をしておいた。
9分を知らせるベルが鳴ると、退出を促されてプレゼン終了。
学振面接の反省(私の事例)
まず、前日まで資料作りしている時点で準備不足感は否めない。
個人的には1週間前までには完成させ、発表練習を繰り返していくたびに改訂を重ねる。3日前には完成版を確定させ、資料を印刷して後はひたすら練習しておけば良い。
また、一語一句暗記はあまり良くないと思う。とくに融通が利かなくなり、練習と違う状況になると焦りが出る。
自分の場合、プレゼンには苦手意識はなく、原稿を用意せずに頭で考えながら発表を行うスタイルを好むので、いくら4分といっても述べるべきポイントだけ決めて臨めばいいのではと思う(その代わりものすごい数の発表練習を行う必要があるが。)。
また、スライドの内容は、15人の審査員全員に理解できる内容にすると、数人の専門的知識を持つ審査員に対してかなり物足りない印象を与えることになる。
最初にビッグピクチャーを見せて、手法や研究の売りなどは専門家向けに作ってもいいかもしれない。僕は手法をあまり詳しく説明しなかったので、質問を受けた。スライドごとに、専門家向け、一般向けにするなど併用したほうが良いだろう。
今回は、書類を提出時と比べて主著1本共著1本を上乗せしたので、それがどれだけ評価されるかで勝敗が決まると思う。おそらくプレゼンでは点数を稼げていないので。自分が審査員だったら、合格はさせていないかもしれない。
学振面接結果
落ちたかな?受かるといいな。
そう願いながら待ちに待った採用内定発表の日、Web画面に出た結果は…
補欠。
進路が決まらない…