テキサス研究留学日記

テキサスに放牧された大学院生が博士号を取るまでの奮闘記と、その後の話。

また、次のステップへ

こんにちは。Dr. Saitoです。

 

懐かしの日記転載シリーズ。第一弾として、2014年の3月末、博士課程が始まろうとしていた時の心境と決意の日記です。文字数は少ないですが、これを読んでいると当時の心境が鮮明に思い出されます。備忘録用にこちらに載せます。

 

☆  ☆  ☆  ☆  ☆   ☆  ☆  ☆  ☆  ☆ 

 

 

 

長期の旅行から帰ってきました。

その話はまた別の機会にしようと思いますが、普段味わえない非現実を楽しんで参りました。

そして仙台に帰ってきて、さてまた日常だ。

 

 

 

と思っていたのですが、なんだか自分の仕事場である研究棟の雰囲気がいつもと違う。

なんか、ひんやりとしていました。

 

 

どうしてだろうと思い、ふらふらと研究棟を回ってみたところ、

 

同期達の机の上が綺麗に片付いていた。

 

そうか。もうそれぞれの人生を歩むために旅立ったのだな。

 

まだ数人、学校に残る人もいるけれども、それでもこの現実に直面し、

 

あぁ。自分はDに進学するのだなという強い実感と、幾ばくの寂しさを憶えた。

 

それとともに、自分の選んだ道に対して改めて覚悟の気持ちが生まれた。

 

頑張ろう。これからの三年間が大事。

 

この寂しさを振り払うべく、研究に集中しよう。

 

というわけで明日からは、最新の研究成果を論文にするべく、執筆を始めます。

 

2014年3月16日 記