こんなショッピングモールには行きたくない
ふと、妻とこんな話題になった。
妻 「ショッピングモールにいきたい。」
私 「家からすぐ近くにあるから行こうよ。」
妻 「あそこはつまらないからいい。ヒューストンに行く。」
私 「でも、家の近くのモールだっていくつかお店あるよ。」
妻 「私はあのモールに魅力を感じないの。」
私 「」
一度だけ二人で近くのモールに行ったことがあるが、幾つかの店舗はよく行くお店だったりするのに、なぜ妻にとっては魅力的ではないのか不思議だった。
確かに、店舗数ではヒューストンのそれと比べると少ないが、数時間の時間つぶしには問題ないと思ったからだ。
様々な質問をして、ある程度は原因について理解できたので、それをまとめることにする。
⒈モールの魅力度は加点方式
モールの店舗それぞれの魅力度を足し算して、合計値が閾値を超えるかどうかで、魅力的かどうかが決まるらしい。
例えば、H&MやForever 21と同じような魅力の店舗が5店舗含まれているモールと、10店舗含まれているモールでは、後者のモールの魅力度が前者のそれの2倍であるということだ。
またこの場合、前者のモールの魅力度は閾値に達せず、あまり魅力的に思えないことがわかった。
それでは、店舗数が圧倒的に多いモールであれば、個々の店舗の魅力度が低くても魅力的に思えるのだろうか?
⒉店舗の魅力度は対数スケール
例えばだが、店舗を5種類に分けるとする。
1)興味ない、寄らない店舗
2)特に好みではないが、モール内にあればごく稀に寄る店舗
3)まあまあ好きで、モール内にあれば、近くを歩いていたら寄る店舗
4)好きで、モール内にあれば必ず寄る店舗
5)大好きで、モール内1時間以上過ごせる店舗
ここで魅力度の点数のつけ方は順番通り1〜5点とはならない。
1点)興味ない、寄らない店舗
10点)特に好みではないが、モール内にあればごく稀に寄る店舗
100点)まあまあ好きで、モール内にあれば、近くを歩いていたら寄る店舗
1000点)好きで、モール内にあれば必ず寄る店舗
10000点)大好きで、モール内1時間以上過ごせる店舗
つまり、興味のない店舗や、ごく稀に寄る程度の店舗は加点にさほど影響しないのである。1000点を超えるような好きな店舗がいくつあるかということが重要なのである。
大概この場合、魅力的かどうかの閾値は10000点程度となるはずである。
5)の好きなブランド店舗があれば、それ自体がモールに行く目的となりうるからである。
そして、大事なのが、この閾値は、モールに滞在する時間の関数になっていないのである。つまり、たとえ数時間や30分の時間つぶしのためであっても、閾値に達していないモールは魅力的に映らないから寄りたくないのである。
魅力度を測ってみよう
渋る妻を説得して、自宅からすぐ近くにあるモールへと出かけた。
そのモールは一体どれくらいの魅力度なのだろうか?
計算した結果、
1000点 3店舗
500点 2店舗
100点 5店舗
それ以下 多数
ということで、合計4500点程度であり、閾値の10000点を超えることができなかった。
というわけで、家の近くのショッピングモールは、妻にとって魅力的に映らないということがわかった。
しかし諦めてはいけない。このショッピングモールの点数(基礎点)に加え、同行者の話術などで加点もあり得るので、そのショッピングを楽しいものにするには、自分の話の引き出しを豊富にすることも重要なのだ。
ショッピングスポットが限られているので是非とも話術で残りの5500点を稼ぎたいですね。
モノに頼ってはいけない。日々努力である。
それでは。